- はじめに
- 民間と公務員での給料事情とは?昇給の仕組みがまず異なります
- 公務員の給料体形はどうなっている民間と比較してみる
- 民間と公務員の入社したての給与比較をしてみたいとおもいます
- 民間と公務員の50歳前後の給与比較をしてみたいとおもいます
- 給与以外にも特典は沢山あります~公務員最強伝説~
- まとめ
- 番外編~公務員になれなかったら~
はじめに
皆様こんばんはmountainです。本日もmountains cafeご来店いただきましてありがとうございます。本日もお天気が良く売電量も良好です。来週は雪予報が増えていますので発電所長としては雪が降らないことを祈ります。
最近はもうすぐ春に近づいているということもあり就活関連の情報も増えてしまっています。ご了承ください。
ちなみに本日は理学療法士の皆様及び公務員志望の方々に向けてお話をさせていただきます。
公務員に就職した場合生涯給与に大きな差が生まれます。
理学療法士として同じキャリアでも公務員理学療法士の方が年間で200万円以上も年収が高いこともざらにあるのです。
民間と公務員での給料事情とは?昇給の仕組みがまず異なります
先に申し上げておきますと民間病院に勤めている療法士の場合40歳過ぎても400~450万円程度の給与となることが多くあります。もちろん職場にはよります。
そもそも我々理学療法士が一年間に稼げる診療報酬を考えると600万700万といった給与はあり得ないのです。
そして500~600万円頂けたとしてもそれは課長になる頃か定年前の話かもしれません。これからの診療報酬を考えるとむしろ減るかもしれません"(-""-)"
従いましてこれから医療職として就職する方は特に公務員(の理学療法士)になることを強くお勧めいたします。
公務員は診療報酬は一切関係ありません。完全な年功序列でありますので定年まで順調に給料は増え続けます。始めは6000円程度の昇給から始まり役職が付けば1万円以上昇給することもあります。
公務員の給料体形はどうなっている民間と比較してみる
※通勤手当は公務員も民間も同程度なので省きます
《民間病院》
基本給+扶養手当+残業手当=給与
《公立病院》
基本給+地域手当(東京都の場合毎月6万円前後)+扶養手当=給与
※地域手当というのは勤続する地域によってパーセンテージが決まっており手当として支給されます。
《地域手当:参考資料》
埼玉県:3万円程度
群馬県:0.9万円程度
青森県:500円程度
※地域によりかなり差がありますが今回は関東圏にお住いの理学療法士給与の参考としてお考え下さい。要するに田舎に行くにつれて地域手当は手薄になります。
民間と公務員の入社したての給与比較をしてみたいとおもいます
《民間病院》
月給
基本給19万円+扶養手当(妻1万円+子0.5万円×2人)+残業手当2万円(とする)
=23万円
ボーナス
基本給19万円×4カ月=76万円
年収
352万円
《公立病院》東京都の地域手当を参考に作成しているので高めに年収は出ます
月給
基本給17万円+扶養手当(妻1.3円+子0.65万円×2人)+地域手当6万円+残業手当2万円(とする)
=27.6万円
ボーナス
(基本給17万円+扶養手当2.6万円+地域手当6万円)×4.5カ月=約115万円 ムムッ( ゚Д゚)
なんかいきなし差がついてる・・・( ゚Д゚) 見なかったことにしよう
年収
446万円
《初任給の差》
民間352万円VS公務員446万円
※東京都の公務員の為地域手当は高めに設定されてはいるもののすでに100万円以上の差が生まれています。ちなみに東京都にある民間病院も初任給はこの程度(350~400万円程度)です。地域手当大きいですね…。
民間と公務員の50歳前後の給与比較をしてみたいとおもいます
《民間病院》平均昇給4000円×28年間と仮定
月給
基本給30.2万円+扶養手当(妻1万円+子0.5万円×2人)+残業手当2万円(とする)
=約34万円
ボーナス
基本給30.2万円×4カ月=約120万円
年収
約528万円
《公立病院》平均昇給8000円×28年間と仮定
月給
基本給39.4万円+扶養手当(妻1.3万円+子0.65万円×2人)+残業手当2万円(とする)
=約43万円
ボーナス
(基本給39.4万円++扶養手当2万円+地域手当6万円)×4.5カ月=約213万円
ムムッ( ゚Д゚)
なんか更に尋常でない差がついてる・・・( ゚Д゚) 見なかったことにしよう苦
年収
驚異の年収=729万円(東京都の場合)
給与以外にも特典は沢山あります~公務員最強伝説~
- 有給は比較的取得しやすい(病院にもよる)
- もしもの病欠や勤務が不可能な時にも手当が厚い
- 福利厚生が最高に良い
- 融資の際に問題なく借り入れが可能(住宅ローンなど)
- 世間体が良い(当たり前ですね)
まとめ
公務員の年収の違いをご理解していただけましたでしょうか。とにかく公務員はすごく待遇が良いとされていますが本当です。しかし年齢が若いうちは対して民間と変わりません。ですのですぐに辞める予定のある方はおススメしません。長くなが~くお勤めなさる方はメリット満載です。
ちなみに生涯年収で比較しますと単純には比較できませんが・・・
平均して毎年200万円公務員給与が高いとして(退職金も含めて)
200万円×38年間=7600万円
すみませんすごくざっくりとした比較しかできませんが上記くらいの差は出ると思います。
もちろん昇給が速かったり財政面で苦境に立たされたり、反対に昇給が早まることもある為一概には言えませんがそのあたりを加味しましておよそ7600万円公務員の方が生涯年収が高いと判断させていただきました。
ちなみに今後公務員定年延長が議論されているため生涯年収の差は更に広がるものと思われます。
就職及び転職する際にはよ~く考えて就職先をお決めください。
仕事は気持ちで乗り切れるのは若いうちだけです。若いうちの元気な時だけを考えすぎないようにして歳を重ねたころの未来設計も良くご検討いただければ幸いです。
番外編~公務員になれなかったら~
公務員にみんながなれるわけではありませんのでアドバイスを差し上げます。
○○財団、社会福祉法人、赤十字、済生会、独立行政法人
などの病院も公立病院に沿った運営がされていることが多いのでぜひ諦めずにそういった施設も検討してください。
本日もmountains cafeにご来店いただきましてありがとうございました。私も15年若返られるのなら公立病院に就職したかったです(._.)