- はじめに
- 一般的には屋根に乗せるタイプは余剰売電(10kwh未満)です
- 今回は自宅屋根に5kwh載せる前提でお話していこうと思います
- 売電料金概算算出式
- 余剰売電の売電単価はいくら?
- 本当にお得なのか検証したがお得になるのは10年後から?
- 毎月の支払いと売電収入の差は?
- 故障したら直してもらえるの?
- ローンはどこで組むのがお得?
- メーカーって違いはあるの?はっきり言って安ければ中国製のパネルでも良いと思う
- まとめ
- さいごに
はじめに
こんにちはmountainです。先日職場の同僚に『mountainさん、家の屋根に太陽光パネルを載せたらお得ですか?』なんて聞かれました。
産業用ばかり詳しくなりすぎていた私にとって住宅用の太陽光の事情が分からず少し調べてみました。
やはり産業用と比較するとkwhあたりの単価は30万円程度と少し割高なようです。
それでは詳しくお伝えいたしますのでmountains cafeでごゆっくりお過ごしください(#^.^#)
一般的には屋根に乗せるタイプは余剰売電(10kwh未満)です
太陽光発電には大きく分けて余剰売電と全量売電があります。
・余剰売電=自分の家(工場など)で使用し、余った分を電力会社に売電する
・全量売電=発電した全ての電力を売電する
一般的には10kwh未満が余剰売電であり、10kwh以上が全量売電であることが多い傾向になります(※稀に10kwh以上でも余剰売電を選択される方がいます)
今回は自宅屋根に5kwh載せる前提でお話していこうと思います
※現在の相場30/kwhとして計算
30万円×5kwh=150万円(総支払額)
【買取単価21円として計算】
【10年返済 金利2.4%と仮定】
総返済額=168万円(金利分上乗せ後総支払額)
毎月返済額=14000円
売電料金(年間)115500円
売電料金(毎月)9625円→※注意 全て21円で売電に回したと仮定
毎月の差し引き後(14000-9625=)→‐4375円( ゚Д゚)あれっ!マイナス!?
売電料金概算算出式
21円(単価)×1100(係数)0×5(kwh)=年間売電料金
余剰売電の売電単価はいくら?
【2019年】
東京電力、中部電力、および関西電力
→24円が適用
北海道電力、東北電力、北陸電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力
→26円が適応
【2020年】
東京電力、中部電力、関西電力、北海道電力、東北電力、北陸電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力
→全ての管内において21円が適応
本当にお得なのか検証したがお得になるのは10年後から?
まずはいくら太陽光パネルが安かろうが100万円~200万円はする代物です。
設置後はじめの10年程度(返済期間内)はローンを返しながら生活していく為、結果的にはマイナスからのスタートとなることは肝に銘じてください。
あくまでもお得になるのはローン返済後からと覚悟をしておいた方が基本的にはよいでしょう。
毎月の支払いと売電収入の差は?
毎月4375円の赤字になります。年間では赤字額は52500円にもなります。
自分としてはちょっと予想外でした。始めの10年間では利益を出せないような金額だったのですね。
故障したら直してもらえるの?
これは設置店に問い合わせておいた方が良いでしょう。
できればメールで伺い証拠を残しておきましょう。
電話だと言った言わないになりかねません。
一般的には10年間の災害補償が付いてくると思いますので雨風雪落雷などはカバーできていることが多いと感じますが要確認でお願いします。
ローンはどこで組むのがお得?
銀行ですと金利が1%代という銀行もあると思いますので出来れば銀行で借り入れしましょう。
たった1.4%の金利差で10年後には
2.4%=総額168万円
1%=総額157万円
その差は11万円にもなります。
多いと思うか少ないと思うかはあなた次第ですが私は高いと思うので銀行から借り入れします。
メーカーって違いはあるの?はっきり言って安ければ中国製のパネルでも良いと思う
知らない人からすれば東芝やパナソニックソーラーフロンテアなどのメーカーが安心ですよね。
しかしそのようなパネルメーカーははっきり言って高いです。
国産パネルはkwhあたり30~35万円しますので5kwhですと160万円以上することも異常ではありません。
一方カナディアンソーラー、Qセルズ、AUO、サンテック、トリナなどの海外勢は25万円程度で調達できそうです。
既に太陽光パネルはある一定の品質ラインに到達しており国産だから、海外製だからといった性能のばらつきはほとんどなくなってきております。
それであれば出来るだけ安価なメーカーのパネルを採用した方が早く支払いも終わりそれこそお得です。
私の家のパネルはAUO(台湾製)ですが通常通り発電しております(6年程度経過)
まとめ
太陽光が流行り早10年近く経とうとしておりますがその間に随分と技術革新が起きたと思います。
性能的にはどのパネルのメーカーを選択しても遜色のないレベルにまで技術革新が起きていると感じます。
そもそも問題があれば既に業界では噂になっているはずです。
ですので業者に太陽光発電の見積もりを出していただいた場合に目安としてkwhあたり30万円程度であれば良心的な販売業者と判断してもよいのではないでしょうか。
そして大切な事は自宅屋根に太陽光パネルを載せても始めの10年間は儲かることはないでしょう。
赤字を想定しておいた方が無難かもしれません。
あくまでも自然エネルギーを使ってエコ生活が出来ていると満足することが大切かもしれません。
もしかしたら10年間のローン支払い期間中に故障するかもしれません。
故障すると業者に連絡したり手間がかかります。であれば太陽光パネルを買わないという選択肢も大いにありだと思います。
節約する方法は他にも沢山ありますから私の過去のブログご参照頂ければ幸いです。例えば格安スマホや生命保険など・・・
あとは心配で仕方がない方は地元の施工店を二つくらい見積もりとって比較してみると良いと思います。
あとは自分と相性の良い業者を選択されると良いと思います。
長い付き合いになることでしょうから総額で10万円程度の違いでしたら私なら相性の良い施工店にお願いします。
さいごに
・余剰売電の太陽光パネルは儲からない(ローン支払い中はむしろ赤字!?)
・ローン支払い後はお得である
・太陽光以外にも節約術はたくさんあるからそちらを試す価値もある
本日もmountains cafe最後までお付き合いいただきましてありがとうございました☆彡