支払い、支払い、また支払い・・・。
その中でも最たるものが住宅ローンでございます(-_-;)
毎月毎月これからも30年近く毎月92000円支払い続けなければいけません。
それでも借り換えによって住宅ローンは安くなったんですよ。
初回にローンを組んだ時の金利は1.61%でした。
2016年にフラット35→フラット35に借り換えたとき(実はフラットからフラットに借り換えできるんです!)1.61%から1.06%に金利を下げることに成功しています。
以前は支払いが97000円程度でしたので実に毎月5000円程安くなったのです。
これがどれだけの効果を意味するか分かりますか?
5000円(毎月)×12(1年間)×33年間=198万円です。
そして後述しますがわけあって住宅ローンの支払いを遅らせることはできないか考えました。
すると以前も震災などがあった際に利息支払いのみという対応をしてもらえた実績がフラット35にはあったのです。
※住宅金融支援機構(ご返済が困難になっているお客様へ)HPを見てみる
↓↓↓↓
https://www.jhf.go.jp/files/300334035.pdf
今回はそんなフラット35の支払いを1年間利息だけの支払いに切り替えて年間80万円程度キャッシュ(現金)を生み出せるのか挑戦致します!(条件が整えば理論的には可能です)
またおまけとして支払い期間の延長も可能なのか探ることとしました。
しかしその後にはちょっとした問題もはらんでいることが分かったのです・・・
それでは本日もmountains cafeスタートです(^^)/
- フラット35は実質国が運営している住宅ローン融資先
- 住宅ローン(フラット35)の支払いが苦しくなった際の対処方法
- 支払い猶予した場合はいくら現金を作り出すことが出来るのか
- 住宅ローンは支払い期間の延長をしてくれるのか
- 返済期間を29年から40年に変更したら返済額をいくら先送りにできるの
- では実際に問い合わせてみよう・・・ってどこに相談すればよいの?
- まとめ
- あとがき
フラット35は実質国が運営している住宅ローン融資先
正式には住宅金融支援機構という名称です。
簡単に言いますと数ある業務の中でも主に住宅ローンフラット35の融資をしてくれる銀行の様な機関です(銀行ではありませんが)
独立行政法人ということで民間ではあるものの公的機関の一つです。
独立行政法人と言えば国立大学が国立大学法人になったことや国立病院が国立病院機構に変わったのと同じくくりです。
以前は公務員として公的機関として運営されておりましたが財政事情やその他の事情により半分だけ民営化されたといえば分かり易いのでしょうか。
ようするに俗にいう半官半民というものです。ちなみにそこで勤務する職員は現在は公務員ではありません。
住宅ローン(フラット35)の支払いが苦しくなった際の対処方法
①画像
Aタイプ、Bタイプ、Cタイプとそれぞれ融資を受けている者の経済状況に合わせて選択します。
〈Aタイプ〉
例えばコロナウイルスによって収入が激減している状況であればAタイプを選択することで支払い期間の延長を行い月々の支払額を少なくすることが出来ます。
〈Bタイプ〉
また子供が大学に行く4年間などの間だけ住宅ローンの支払いを少なくしたいという場合はBタイプを選択し一定期間支払額の減額を利用すると良いでしょう。
※その期間後は返済額は以前よりも増加しますので注意
〈Cタイプ〉
そしてボーナス月に大きな支払いをするタイプで支払いを行っている場合にはCタイプを選択することでボーナス払いを辞めて毎月均等な額を支払う方法に変更が出来る可能性があります。
可能性と記載したのは細かな条件があり機構の審査を経なければ承認されないからです。
自分ならどのタイプを選択すれば良いかだけでも予め考えておくことをおすすめ致します。
ちなみにいずれの場合も手数料はかかりません。
住宅金融支援機構のHPに①、②、③画像は記載されておりますので詳しくはご参照ください。
②画像
③画像
支払い猶予した場合はいくら現金を作り出すことが出来るのか
〈現在〉
毎月支払い92000円
年間支払い額110万円
〈一年間利息のみの支払いにした場合〉
※利息というのは借り入れしている額の利子という意味ですので私の場合ですと92000円の内22000円程度は利子額となっています
毎月支払い22000円
年間支払い額26万円
利息だけの支払いに切り替えられた場合には毎月の支払額を70000円近く減らすことができます。
支払額に関しても年間110万円支払っていたものが26万円になります。大分経済的に楽になりますよね(^^♪
ただこの利息払いには難点もありまして・・・
例えば子どもが一年間学校に通う費用が不足したのでその間の一年間利息の支払いという約束のもとに返済方法の変更を行ったとします。
その期限が過ぎると機構からは『これからは子どもの学費もかからなくなったよね?では今まで利息だけ払っていたのだからこれからは少し多めに返済してね』とばかりに毎月の返済額が92000円より増えます。
要するに返済方法を変更して利息だけの支払いにする前よりも返済額が増えてしまうことになるのです。
ここが難点と言えば難点となりそうですね(-_-;)
住宅ローンは支払い期間の延長をしてくれるのか
こちらも答えから申し上げますと条件によっては支払い期間を最大で15年延長可能です。
ちなみに借り入れ申し込み可能な年齢条件としては70歳未満までは可能で最終返済時に80歳未満の方が対象となります。
例)
私が現在36歳で今から40年ローンを組もうとしたとします。その場合最終返済時は76歳ですのでルール上は条件をクリアしていることはお分かりになられると思います。
返済期間を29年から40年に変更したら返済額をいくら先送りにできるの
ちなみに私が現在フラット35が残り29年間返済が残っているものを11年間伸ばして計40年ローンとした場合を考えてみたいと思います。
〈現行〉残りローン29年の場合
毎月の支払額92000円
〈40年ローンに変更した場合〉
毎月の支払額71000円
その差は毎月22000円になります。
22000円(毎月)×12カ月×40年間=1056万円
40年間で1056万円の支払いを先送りにする効果があります。
支払完了する時の年齢も上限に近い76歳となります。
ちなみに支払期限の延長による利息の増加分は180万円になるのでそれを差し引いても876万円という大金を子どもがいて生活費が大変な時期に有意義に使うことが出来るのです。
これってとってもお得じゃありませんか。
では実際に問い合わせてみよう・・・ってどこに相談すればよいの?
実際思い立ってもどこに問い合わせたらよいかわかりませんよね。
まずは住宅ローンを借り入れている金融機関に電話しましょう。
聞き方としては『現在○○銀行様で住宅ローンをお借入れさせていただいておりますがコロナウイルスの影響で私の会社の業績悪化に伴う収入の減少がありまして家計が苦しくなっております、もし可能でありましたら住宅ローンの返済方法の変更をご相談したくお電話致しました』と相談しましょう。
そのあと係の方より具体的にいくつか質問されます。
例えば『毎月の収入がどのくらい減少したのか?』
『妻は仕事をして収入があるのか?』
『今後の給料が改善する見通しはあるのか?』
『家計は節約しているのか?』
『住宅ローン以外の借り入れの種類と額』
『借り入れがあるならば既に返済期限の延長をするなど措置を講じているか』
など意外と細かく聞かれますので事前に情報を整理しておきましょう。
私も奨学金を二つ借りているので返済が大変であり既に返済期限を限度いっぱい引き延ばしていると伝えました。
電話相談の時点で『この人はまだまだ節約すれば返済方法の変更が必要ないな』と思われてしまえばその先の話に進むことはできません。
私の場合は担当者から『それでは後日○○銀行より書類が届きますので記入後に返送してください』と話が少しだけ進みました。
その書類を基に審査にかけるようです(ただしフラット35の場合は最終的には住宅金融支援機構の審査判断となります)
まとめ
・フラット35の場合は事実上国の機関が運営しているためコロナウイルスでの収入減少を多めに見てくれる可能性はある
・数年間の利息だけの支払いは可能性はあるがその期間が過ぎた後は返済額は以前の額と比較して増えてしまう
・一番お得なのは支払い期間の延長がお得である(利息は増えるが・・・)
あとがき
私は太陽光発電所を運営しているので15年の支払い終了後は5年間のボーナス機関がある為その頃にどかんと住宅ローンの返済をしても良いなと青写真を描いております。
従いまして1.06%で借入できている現在の利率で出来るだけ長く返済期間を延ばすことでお得になると考えております。
その分15年間の太陽光のローン支払い期間中の生活が楽になりますからね。
実際妻が仕事をしようとしているもののコロナウイルスの影響で採用も消極的です。
その為採用されてからも十分な収入を得られるほどシフトにはいれるかも未知数です。
そういったことも銀行に相談してみても良いかと思います。
太陽光発電所を運営されているオーナーの方は15年後からは返済がない為この方法を使える条件が揃っていればぜひご利用ください。
※ちなみにフラット35以外の住宅ローンも相談次第では措置があると思いますのでお取引金融機関にぜひご相談だけでもしてみてください。
本日もmountains cafeのご来店いただきましてありがとうございました☆彡