はじめに
皆様こんにちはmountainです。いよいよ来月に理学療法士国家試験が近づいてまいりましたね。厚生労働省より2019年度国家試験は2020年2月23日に決まりました。
朝から晩まで勉強尽くしで頑張っておられる学生さん、もう少しですよ。自分が学んで来た道のりを振り返ってみるととても多くの事を学んで来たと思います。
今出来ることは何?
これもよく学生さんから聞かれることですが私のおススメは○○な患者さんが自分の目の前に来たらどうするかイメージしてみることだと思います。
例えば『脳卒中の方が目の前に来たら』あなたならどんな事を想像しますか?
- 左右どちらの麻痺か?
- 高次脳機能は左右の脳で違いは?
- 高次脳機能で日常生活にどのような障害がでるか?
- 麻痺がある人への日常生活指導は?
- ADLを改善する方法は?(物で変える、人で変える、人を変える)
- 杖や歩行器の使い方、調整方法を今すぐ説明できますか?
- 各疾患に対する装具の種類、調整方法説明できますか?
- 急性期に介入する場合にリスク管理出来ますか?
今まさに自分が患者さんの前にいるとイメージしたときにその患者さんの事をイメージできますか?
『脳卒中』、『パーキンソン病』、『脊髄損傷』、『重症筋無力症』、『がん』、『骨折』、『糖尿病』、『一過性脳虚血発作』、『脊柱管狭窄症』、『変形性膝関節症』、『腰椎圧迫骨折』、『小児麻痺』、『認知症』、『肩関節周囲炎』・・・
整形疾患から中枢疾患、難病まで幅広く症状は存在する中あなたはすぐに評価と治療が出来ますか?
そういった基本的な部分を振り返る時間を作ってみても良いと思います。一人の患者さんを治療するイメージを持ってその時初めて『あれ?この人はなぜこのような行動をとるのだろう、なぜこのような症状が出るのだろう』と疑問が湧いてくるはずです。
もしくは実習の時に治療させていただいた患者さんはなぜ膝の痛みを訴えていたのだろうとか、指示をしても理解してもらえないときはどのようにアプローチしたらよかったのだろうとか色々な振り返りがあると思います。きっと国家試験でも役に立つことと思います。
おススメの勉強スポット
私が勉強するときはいつもガストでした。学校から帰宅して夕飯を食べたら家の近くのガストに行きドリンクバー(ドリバーとも言う!?)を注文し、あとはひたすら問題集を解いていました。
ガストで集中できるの?という意見もあると思いますが昼間は朝から18時くらいまで学校で缶詰め状態で国家試験の勉強です。帰ってきてから自分の部屋で勉強できませんので(テレビはパソコンという名の誘惑が)。そしてなにより勉強漬けの半年間を過ごしていると外界との接点がなくなってきており外の空気に唯一触れるのがガストだったわけです。
しかも夜のガスト(といっても21時以降)は日曜の昼間の様に混雑しているわけでもなく静かな様相を呈しています。時たま元気のいいお兄さん達が居ますがそれはそれで会話を聞いていると自分とは異なる世界の様子を伺えて良い気分転換になるものです。
あとは町の図書館ですね。机が並んでおり何といっても無料で勉強できるので静かに勉強したい人にとってはうってつけの場所です。ただ睡魔は襲ってくる確率は高いので私は図書館で勉強するときには時間を区切っていました。(長くても2時間以内と決めていました)
ガストの話に戻りますが大体休みの前日は深夜の2時くらいまでコーヒー飲んだりたまには雑炊でも頼んだりしながら楽しみつつ勉強を頑張りました。今となっては懐かしい思い出です(^^♪
おススメの参考書は?
とくにここで特定の参考書はご紹介は割愛させていただきますがおススメは疾患ごとに一人の患者さんの評価から治療まで解説付きのものが良いです。私も学校にいるときに治療集のような参考書を買いましてまだ接したことのない疾患の方へのアプローチ方法を学びました。
そうすることで各疾患に対するイメージが湧いてきます。そうしますと更に『このような訴えが起きそうだ』、『リハビリの時にはこのような方法で動作練習してあげたいな』と抽象的だったイメージからより具体的なイメージへと変化していく様子がご理解いただけると思います。
どこまで頭の中で患者さんをイメージできるかが国家試験でも有効な解決策になるときが多々あります。
実際私も午前中の国家試験で今まで触れたこともなく過去問題でも解いたことのないような問題が出たことがあります。そのような時も治療集などで一通り患者さんを疑似体験しておくことで焦らなかったと記憶しています。とにかく知識や過去問題を詰め込む事ばかりは一先ず脇に置いておいて良いと思います。知識を詰め込むだけの勉強はもう十分やりましたよね。
まとめ
さてそれでは国家試験まで残り1か月とちょっと。何をすればよいかまとめます。
- 細かい知識を詰め込むのは辞める
- 様々な疾患の治療集を読み応用力(触れたことのない疾患)を付ける
- 患者さんを前にして何をすべきがもう一度評価、治療方法を書き出す
- 苦しい国家試験ももう少しで終わり。新生活の楽しい思いを想像してみる
- 気分が乗らないときは良く寝る
- 疲れた時にはウォーキング(速めに歩く)→血流改善が一番回復すると脳も体もリフレッシュ!
今年受験される皆様の事を陰ながら応援しております。
本日もご来店いただきましてありがとうございました☆彡